「五十肩で腕が上がらない…」「夜も痛くて眠れない…」そんな辛い五十肩の痛みでお悩みではありませんか?
このページでは、五十肩専門治療院であるゆるまる治療院の院長が、五十肩改善のための効果的な筋トレ方法を、初期・中期・後期それぞれの段階に合わせて詳しく解説します。
五十肩の原因や症状、なりやすい人の特徴なども分かりやすく説明しているので、ご自身の状態に合った適切なトレーニング方法を見つけることができます。五十肩は適切な筋トレを行うことで、症状の改善や再発防止が期待できます。
このページで紹介する筋トレ方法を実践することで、痛みの軽減、可動域の改善、日常生活の質の向上へと繋がります。
さらに、ゆるまる治療院独自の治療方針や、よくある質問への回答も掲載しているので、五十肩に関する様々な疑問を解消できます。辛い五十肩を克服し、快適な生活を取り戻しましょう。
1. 五十肩とは?
五十肩とは、正式には「肩甲上腕関節周囲炎」と呼ばれる、肩関節とその周辺組織に炎症や痛みを生じる疾患です。40代から50代に多く発症することから「五十肩」と呼ばれていますが、実際には30代や60代以降でも発症する可能性があります。
加齢とともに肩関節の柔軟性が低下したり、肩周りの筋肉が衰えたりすることが原因の一つと考えられていますが、明確な原因が特定できない場合も多いです。肩の痛みだけでなく、腕が上がらない、背中に手が回らない、夜間に痛みが強くなるといった症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。
1.1 五十肩の症状
五十肩の症状は、大きく分けて3つの段階に分けられます。それぞれの段階によって症状の特徴が異なるため、適切な対処が必要です。
段階 | 期間 | 主な症状 |
急性期(炎症期) | 2週間~3ヶ月 | 安静時にもズキズキとした強い痛み、特に夜間痛が顕著。肩を動かすと激痛が走る。肩関節の可動域制限は軽度。 |
慢性期(拘縮期) | 3ヶ月~6ヶ月 | 安静時の痛みは軽減するが、肩を動かすと痛みが出る。肩関節の可動域が著しく制限される。髪を結ったり、服を着たりする動作が困難になる。 |
回復期(回復期) | 6ヶ月~2年 | 痛みはほとんど消失し、肩関節の可動域も徐々に回復していく。日常生活に支障が出ることは少なくなる。 |
これらの期間はあくまで目安であり、個人差があります。また、適切な治療を行わないと慢性化し、痛みが長引く場合もあります。
1.2 五十肩の原因
五十肩の明確な原因は解明されていませんが、加齢による肩関節周囲の組織の変性、肩関節の使い過ぎ、肩周りの筋肉の衰え、不良姿勢、ストレス、冷え、内分泌系の変化などが関係していると考えられています。
糖尿病や甲状腺機能低下症などの基礎疾患がある場合、五十肩を発症するリスクが高まるという報告もあります。また、肩を怪我した後に発症するケースも見られます。
1.3 五十肩になりやすい人の特徴
五十肩になりやすい人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 40代~50代である
- 女性に多い
- デスクワークなど、長時間同じ姿勢で作業をすることが多い
- 運動不足である
- 猫背などの不良姿勢である
- 冷え性である
- ストレスをためやすい
- 糖尿病、甲状腺機能低下症などの基礎疾患がある
これらの特徴に当てはまる場合、五十肩のリスクが高いと考えられるため、日頃から予防を心がけることが重要です。
具体的には、適度な運動、ストレッチ、姿勢の改善、身体を温める、ストレスを溜めないといった対策が有効です。また、バランスの取れた食事を摂ることも大切です。
2. ゆるまる治療院の五十肩に対する考え方
ゆるまる治療院では、五十肩を肩関節周囲の筋肉や腱、関節包などの組織の炎症や癒着によって引き起こされる症状と考えています。
加齢による組織の老化や、長年の姿勢の悪さ、肩への過剰な負担、運動不足などが原因で、肩関節の動きが悪くなり、痛みや炎症が発生します。
肩関節周囲の組織の柔軟性や滑らかな動きが失われることで、腕を上げたり回したりする動作が制限され、日常生活に支障をきたすようになります。
2.1 ゆるまる治療院の治療方針
ゆるまる治療院では、五十肩の治療において、患者様一人ひとりの症状や状態に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。
痛みや炎症を抑えるだけでなく、肩関節の可動域を改善し、再発を防ぐことを目指します。具体的には、以下の3つのステップで治療を進めていきます。
ステップ | 内容 | 目的 |
1 | 痛みの緩和 | 炎症を抑え、日常生活での痛みを軽減する |
2 | 可動域の改善 | 関節の動きをスムーズにし、日常生活動作を楽にする |
3 | 再発予防 | 適切な筋力トレーニングやストレッチ指導で再発を防ぐ |
当院では、マッサージや鍼灸、整体などの手技療法に加えて、最新の理学療法機器も積極的に活用しています。
超音波療法や低周波療法、温熱療法などを組み合わせることで、より効果的な治療を提供しています。
また、日常生活での姿勢指導や、自宅でできるストレッチ、筋力トレーニングの指導にも力を入れており、患者様ご自身によるセルフケアも促進することで、早期回復と再発予防を目指します。
2.2 なぜ筋トレが必要なのか
五十肩の治療において、筋力トレーニングは非常に重要です。肩関節周囲の筋肉を強化することで、関節の安定性を高め、痛みを軽減する効果が期待できます。また、肩甲骨の動きをスムーズにすることで、肩関節の可動域も改善されます。さらに、筋力トレーニングは、再発予防にも効果的です。
適切なトレーニングを継続することで、肩関節周囲の筋肉が強化され、五十肩の再発リスクを低減することができます。
ゆるまる治療院では、患者様の状態に合わせた適切な筋力トレーニングを指導し、早期回復と再発予防をサポートします。
五十肩の痛みが強い初期段階では、無理な筋トレは禁物です。まずは痛みを和らげることを優先し、痛みが軽減してきたら、徐々に筋力トレーニングを開始していきます。
ゆるまる治療院では、患者様の症状に合わせて、適切な運動プログラムを作成し、安全かつ効果的に筋力トレーニングを進めていきます。自己流の筋トレは、症状を悪化させる可能性もあるため、専門家の指導のもとで行うことが重要です。
3. 五十肩の筋トレ方法【初期段階】
五十肩の初期段階では、激しい痛みがあるため、無理に動かすと症状が悪化することがあります。
この時期の筋トレは、痛みを和らげ、関節の動きをスムーズにすることを目的とします。決して無理はせず、痛みの出ない範囲で行うようにしましょう。
3.1 痛みを和らげるためのストレッチ
初期段階では、痛みの緩和を最優先に考え、ストレッチを中心に行います。呼吸を止めずに、ゆっくりと行うことが大切です。
3.1.1 タオルを使ったストレッチ
タオルを使ったストレッチは、肩関節の可動域を広げるのに効果的です。無理なくできる範囲で行いましょう。
- フェイスタオルを用意し、両端を持ちます。
- 背中にタオルをかけ、痛みを感じない範囲で腕を上下に動かします。
- 徐々にタオルを上に持ち上げ、肩甲骨を動かすように意識します。
1回10~15回を目安に、1日2~3セット行いましょう。痛みが強い場合は回数を減らしてください。
3.1.2 壁を使ったストレッチ
壁を使ったストレッチは、肩関節の柔軟性を高めるのに役立ちます。
- 壁の前に立ち、腕を伸ばして壁につけます。
- 指を壁に沿って少しずつ上に動かしていきます。痛みを感じない範囲で出来るだけ高くまで動かしましょう。
- ゆっくりと元の位置に戻します。
左右交互に1回10~15回を目安に、1日2~3セット行いましょう。
3.2 無理のない範囲での可動域訓練
可動域訓練は、五十肩で制限された肩関節の動きを改善するために重要です。痛みが出ない範囲で、少しずつ動かしていくようにしましょう。
運動 | 方法 | 回数・セット数 |
振り子運動 | 立った状態で、腕をだらんと下げ、前後に軽く振ります。 | 左右交互に10~15回を目安に、1日2~3セット |
テーブルスライド | テーブルに肘をついて、手のひらをテーブルの上で滑らせ、前後に動かします。 | 10~15回を目安に、1日2~3セット |
外転運動 | 椅子に座り、肘を90度に曲げ、手のひらを上に向けます。そのまま腕を横に開いていきます。 | 10~15回を目安に、1日2~3セット |
これらの運動は、お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うとより効果的です。痛みが強い場合は、回数を減らすか、中止してください。
ゆるまる治療院では、個々の症状に合わせた適切な運動方法を指導しています。五十肩でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
4. 五十肩の筋トレ方法【中期段階】
五十肩の症状が少し落ち着き、痛みも軽減してきた中期段階では、インナーマッスルを強化し、肩甲骨の可動域を広げることを目的とした筋トレを行います。
この段階では、軽い負荷をかけながら、徐々に運動の強度を上げていくことが重要です。
4.1 インナーマッスル強化
インナーマッスルは、肩関節の安定性を高めるために重要な役割を果たします。インナーマッスルが弱いと、肩関節が不安定になり、痛みが再発しやすくなります。
そのため、中期段階ではインナーマッスルを積極的に鍛えていきましょう。
4.1.1 チューブを使った筋トレ
チューブを使った筋トレは、インナーマッスルを効果的に鍛えることができます。ゴムチューブを用いたトレーニングは、負荷の調整が容易で、自宅でも手軽に行えるのがメリットです。
具体的なトレーニング方法としては、チューブを肩幅より少し広めに持ち、胸の前で引っ張ったり、頭上に持ち上げて引っ張ったりする運動が効果的です。これらの運動を行う際には、肩甲骨を寄せるように意識することが大切です。
回数やセット数は、ご自身の体力に合わせて調整してください。10回~15回を1セットとし、2~3セット行うのが目安です。
4.1.2 ペットボトルを使った筋トレ
ペットボトルを使った筋トレも、手軽に行えるインナーマッスル強化の方法です。500mlのペットボトルに水を入れて重りとして使用します。
椅子に座り、背筋を伸ばした状態で、ペットボトルを片手に持ち、肘を90度に曲げた状態から、ゆっくりと腕を上げていきます。腕を上げた際に、肩甲骨を意識的に動かすように心がけましょう。
これも10回~15回を1セットとし、2~3セット行うのが目安です。水の量を調整することで、負荷を調節できます。
4.2 肩甲骨の可動域を広げる運動
肩甲骨の可動域を広げることも、五十肩の改善には非常に重要です。肩甲骨周りの筋肉が硬くなると、肩関節の動きが悪くなり、痛みが発生しやすくなります。肩甲骨の可動域を広げる運動を行うことで、肩関節の動きをスムーズにし、痛みの軽減を目指します。
運動 | 方法 | 回数 |
肩甲骨回し | 両腕を肩の高さまで上げて、肘を曲げます。肩甲骨を意識しながら、前後に大きく回します。 | 前後10回ずつを1セット、2~3セット |
肩甲骨寄せ | 両腕を前に伸ばし、手のひらを合わせます。肩甲骨を背骨に寄せるように意識しながら、腕を後ろに引きます。 | 10回~15回を1セット、2~3セット |
腕の上げ下げ | 壁に手をついて、腕を壁に沿ってゆっくりと上下に動かします。 | 10回~15回を1セット、2~3セット |
これらの運動は、無理のない範囲で行うことが大切です。痛みを感じる場合は、すぐに中止してください。
また、これらの運動以外にも、軽いウォーキングなども、肩甲骨の可動域を広げるのに効果的です。 日常生活に取り入れやすい運動から始めて、徐々に運動量を増やしていくようにしましょう。
5. 五十肩の筋トレ方法【後期段階】
五十肩の痛みが軽減し、可動域もほぼ正常に戻ってきた後期段階では、日常生活動作を取り入れた筋トレや、再発防止のための筋力維持トレーニングが重要になります。
日常生活の中で意識的に肩関節を動かすことで、よりスムーズな動きを取り戻し、健康な肩を維持しましょう。
5.1 日常生活動作を取り入れた筋トレ
日常生活の動作を意識的に行うことで、無理なく肩関節の機能回復を促します。ポイントは、正しい姿勢で行うことと、痛みを感じない範囲で動かすことです。
5.1.1 洗濯物を干す動作
洗濯物を干す動作は、肩関節の様々な動きを必要とします。洗濯物を上に持ち上げる動作では、肩甲骨の挙上と外転が促されます。また、洗濯バサミを使う動作では、手指の巧緻性も同時に鍛えられます。痛みを感じない範囲で、腕を高く伸ばし、様々な方向に動かすことを意識しましょう。
5.1.2 物を高いところに置く動作
高い棚に物を置く動作は、肩関節の外転と外旋の動きを伴います。背筋を伸ばし、体幹を安定させた状態で、ゆっくりと腕を上げていきましょう。 無理に腕を伸ばしすぎず、心地よい範囲で動作を行うことが大切です。
5.1.3 リュックサックを背負う動作
リュックサックを背負う動作は、両腕を後ろに引く動作で、肩甲骨の内転や肩関節の伸展を促します。リュックサックの重さは、無理のない範囲で調整し、左右均等に重さがかかるように注意しましょう。
5.1.4 窓拭き
窓拭きは、腕を大きく動かすことで、肩関節の様々な筋肉を刺激することができます。円を描くように腕を動かす、上下に動かすなど、バリエーションを加えることで、より効果的に肩関節の柔軟性を高めることができます。
5.2 筋力維持のためのトレーニング
後期段階では、インナーマッスル強化に加えて、アウターマッスルも鍛えることで、肩関節の安定性を高め、再発を予防します。以下のトレーニングは、自宅で手軽に行えるものなので、ぜひ継続して実践してみてください。
5.2.1 ゴムチューブを使ったトレーニング
ゴムチューブを使ったトレーニングは、肩関節周囲の筋肉をバランスよく鍛えることができます。内旋、外旋、外転、内転など、様々な方向への運動を取り入れることで、より効果的に筋力強化を図ることができます。
トレーニング | 方法 | 回数 |
ゴムチューブ外旋 | チューブを固定し、肘を90度に曲げた状態で外側に引っ張る | 10~15回 |
ゴムチューブ内旋 | チューブを固定し、肘を90度に曲げた状態で内側に引っ張る | 10~15回 |
ゴムチューブ外転 | チューブを足で固定し、腕を真横に上げる | 10~15回 |
5.2.2 ダンベルを使ったトレーニング
ダンベルを使ったトレーニングは、負荷を調整しやすく、筋力アップに効果的です。軽い重量から始め、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。
フォームを正しく保つことが重要です。鏡を見ながら行う、もしくは家族に見てもらうなどして、正しいフォームで行えているか確認しましょう。
トレーニング | 方法 | 回数 |
ダンベルショルダープレス | ダンベルを両手に持ち、頭上に持ち上げる | 10~15回 |
ダンベルフロントレイズ | ダンベルを両手に持ち、正面に持ち上げる | 10~15回 |
ダンベルラテラルレイズ | ダンベルを両手に持ち、真横に持ち上げる | 10~15回 |
これらのトレーニングは、あくまでも一例です。
ご自身の状態に合わせて、適切なトレーニングを選択し、無理なく継続することが大切です。
違和感や痛みを感じた場合は、すぐに中止し、ゆるまる治療院にご相談ください。 継続的なトレーニングと適切なケアで、五十肩を克服し、健康な肩を取り戻しましょう。
6. 五十肩の筋トレを行う上での注意点
五十肩の筋トレは、正しく行うことで症状の改善に繋がりますが、誤った方法や無理な負荷は逆効果になる可能性があります。
効果的に、そして安全に筋トレを行うために、以下の注意点を守りましょう。
6.1 痛みがある場合は無理をしない
五十肩の筋トレで最も重要なのは、痛みを感じた場合は直ちに中止することです。痛みは身体からの警告信号です。
無視して筋トレを続けると、炎症が悪化したり、組織を損傷するリスクがあります。軽い痛みであれば、少し休憩してから再開しても構いませんが、痛みが強い場合は、その日の筋トレは中止し、安静にしましょう。
どの程度の痛みまで許容できるかは個人差がありますので、ご自身の身体と相談しながら進めてください。
6.2 正しいフォームで行う
正しいフォームで筋トレを行うことも非常に重要です。誤ったフォームでは、狙った筋肉に効果的に負荷がかからないばかりか、関節や靭帯を痛める原因にもなります。
筋トレの方法がわからない場合は、ゆるまる治療院のような専門家に相談し、指導を受けることをおすすめします。
動画サイトなどで情報収集することもできますが、自己流にならないよう注意が必要です。鏡を見ながらフォームを確認したり、家族や友人にチェックしてもらうのも良いでしょう。
6.3 適切な頻度と強度で行う
五十肩の筋トレは、適切な頻度と強度で行うことが大切です。毎日激しい筋トレを行う必要はありません。初期段階では、1日に数回、数分程度の軽いストレッチから始め、徐々に強度と時間を増やしていくのが理想的です。
また、毎日行うよりも、1日おき、あるいは2日おきに休息日を挟む方が、筋肉の回復を促し、効果を高めることができます。以下の表を参考に、ご自身の状態に合った頻度と強度を設定しましょう。
段階 | 頻度 | 強度 | 時間 |
初期段階 | 1日数回 | 痛みを感じない程度 | 数分程度 |
中期段階 | 2~3日おき | 軽い負荷を感じる程度 | 10~15分程度 |
後期段階 | 週2~3回 | 適度な負荷を感じる程度 | 20~30分程度 |
6.4 適切な環境で行う
安全で快適な環境で行うことも重要です。滑りにくい床の上で行う、適切な温度と湿度を保つ、十分なスペースを確保するなど、環境を整えることで、ケガのリスクを減らし、集中して筋トレに取り組むことができます。
床が滑りやすい場合は、ヨガマットなどを敷きましょう。また、室内が寒すぎると筋肉が硬くなりやすいので、暖房などで適切な温度に保つと良いでしょう。騒音や人の出入りが多い場所も避け、静かで集中できる環境で行うのがおすすめです。
6.5 専門家への相談
五十肩の症状や進行具合は人それぞれです。そのため、自己判断で筋トレを進めるのではなく、ゆるまる治療院のような専門家のアドバイスを受けることを強くおすすめします。
専門家は、個々の状態に合わせた適切な筋トレ方法や注意点などを指導してくれます。
また、筋トレ以外の治療法についても相談できるので、より効果的な改善策を見つけることができます。自己流で間違った筋トレを続けると、症状を悪化させる可能性もあるので、不安な場合は必ず専門家に相談しましょう。
6.6 日常生活における注意点
筋トレだけでなく、日常生活での姿勢や動作にも気を配ることで、五十肩の改善を促進し、再発を予防することができます。
例えば、猫背にならないように意識する、重い荷物を持ち上げるときは膝を使って持ち上げる、長時間同じ姿勢を続けないなど、日頃から正しい姿勢や動作を心がけましょう。
また、冷えは五十肩の症状を悪化させる可能性があるので、冷房の効きすぎに注意したり、温かい服装を心がけたりするのも効果的です。肩に負担がかかるような動作は避け、できるだけ肩をリラックスさせるように意識しましょう。
7. ゆるまる治療院での五十肩治療
ゆるまる治療院では、五十肩でお悩みの方々に、痛みを軽減し、肩関節の可動域を回復するための様々な治療アプローチを提供しています。
患者様一人ひとりの症状や状態に合わせたオーダーメイドの治療プランを作成し、根本改善を目指します。
7.1 治療内容
当院の五十肩治療は、手技療法を中心に、様々な施術を組み合わせ、多角的にアプローチすることで早期改善を目指します。
7.1.1 ゆるまる式身体調整
ゆるまる式身体調整は、肩関節周囲の筋肉や靭帯の緊張を緩和し、血行を促進することで、痛みや炎症を抑えます
。肩甲骨の動きを正常化し、肩関節の可動域を広げる効果も期待できます。固まった肩関節を丁寧に優しく動かしながら、周囲の筋肉の緊張を緩和していきます。
7.1.2 経絡治療
経絡治療は、ツボを刺激することで、痛みを軽減し、自己治癒力を高める効果があります。五十肩による炎症を抑え、血行を促進することで、肩の動きをスムーズにします。肩や背中のコリ、痛みにも効果的です。
7.1.3 温熱療法
温熱療法は、患部を温めることで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。五十肩の痛みを和らげ、可動域を広げるサポートをします。遠赤外線治療器を使用し、深部まで温めます。
7.1.4 テーピング療法
テーピング療法は、患部をサポートすることで、痛みを軽減し、関節の安定性を高める効果があります。五十肩による負担を軽減し、日常生活での動きをスムーズにします。キネシオテープを使用し、一人ひとりの症状に合わせたテーピングを行います。
治療法 | 効果 | 施術時間 |
ユルマル式手技療法 | 肩関節周囲の筋肉や靭帯の緊張緩和、血行促進、肩甲骨の動き正常化 | 約20分 |
鍼灸治療 | 痛み軽減、自己治癒力向上、炎症抑制、血行促進 | 約30分 |
温熱療法 | 血行促進、筋肉の緊張緩和、痛み軽減、可動域拡大 | 約15分 |
テーピング療法 | 痛み軽減、関節の安定性向上、負担軽減 | 約10分 |
7.2 五十肩以外の治療
ゆるまる治療院では、五十肩以外にも、腰痛、頭痛、膝痛、坐骨神経痛、スポーツ障害など、様々な症状に対応しています。患者様一人ひとりの症状に合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。
姿勢改善や骨盤矯正にも力を入れており、根本的な改善を目指します。体のバランスを整えることで、痛みや不調の再発予防にも繋がります。
また、日常生活におけるアドバイスも行っております。正しい姿勢やストレッチ、適切な運動方法などを指導することで、症状の改善をサポートします。ご自宅でもできるセルフケアの方法もお伝えし、治療効果の持続を目指します。
8. よくある質問
五十肩に関するよくある質問にお答えします。その他ご不明な点等ございましたら、お気軽にゆるまる治療院までお問い合わせください。
8.1 五十肩は自然に治りますか?
五十肩は、自然に治る場合もありますが、適切な治療やケアを行わないと痛みが長引いたり、肩関節の可動域制限が残ってしまうケースもあります。
放置すると、日常生活に支障をきたす場合もありますので、早期に専門家への相談をおすすめします。
8.2 五十肩の治療期間はどれくらいですか?
五十肩の治療期間は、症状の重さや個人の回復力によって大きく異なり、数ヶ月から1年以上かかる場合もあります。
急性期、慢性期、回復期と段階が進むにつれて、適切な治療アプローチも変化します。ゆるまる治療院では、個々の状態に合わせたオーダーメイドの治療プランを提供しています。
8.3 五十肩に効果的な食事はありますか?
特定の食品が直接五十肩を治すわけではありませんが、バランスの取れた食事は、身体の修復や炎症を抑えるために重要です。
特に、タンパク質、ビタミン、ミネラルを十分に摂取することで、組織の修復を促進し、免疫機能を向上させることができます。
8.4 五十肩の再発はありますか?
五十肩は、一度治癒しても再発する可能性があります。再発を防ぐためには、日頃から肩周りのストレッチや筋力トレーニングを行い、肩関節の柔軟性と安定性を維持することが大切です。
また、正しい姿勢を意識し、肩への負担を軽減することも重要です。
8.5 五十肩になりやすい人の特徴はありますか?
五十肩は、40代~60代に多く発症しますが、20代や30代で発症するケースも稀にあります。
特に、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける人、肩を酷使するスポーツをしている人、糖尿病や甲状腺疾患などの持病がある人は、五十肩になりやすい傾向があります。
また、女性ホルモンの減少も要因の一つと考えられており、閉経後の女性は特に注意が必要です。
8.6 五十肩と四十肩の違いは?
四十肩と五十肩は、症状や原因がほぼ同じで、発症年齢に違いがあるだけです。どちらも肩関節周囲炎の俗称であり、医学的には特に区別されていません。
四十肩、五十肩以外にも、同じ症状で三十肩、六十肩などと呼ばれることもあります。
8.7 五十肩のセルフケアで気を付けることは?
五十肩のセルフケアでは、痛みを悪化させないことが最優先です。痛みが強い場合は、無理にストレッチや筋トレを行わず、安静にすることが大切です。
また、入浴などで体を温めて血行を促進したり、保冷剤などで患部を冷やすことも効果的です。ただし、温めすぎや冷やしすぎには注意が必要です。
8.8 五十肩で整形外科以外に受診できる医療機関は?
五十肩の治療は、当院のような治療院の他、接骨院や鍼灸院などでも受けることができます。
それぞれの医療機関によって治療アプローチが異なるため、自分に合った治療法を選択することが重要です。各医療機関の得意分野や治療方針を事前に確認し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。
8.9 五十肩の治療費の目安は?
五十肩の治療費は、医療機関や治療内容によって大きく異なります。健康保険が適用される場合と適用されない場合があり、自己負担額も変わってきます。治療を受ける前に、費用の目安を確認しておくことをおすすめします。
8.10 五十肩に効く市販薬はありますか?
五十肩の痛みを緩和するために、市販の鎮痛剤を使用することができます。ロキソニンSなどの解熱鎮痛薬は、炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。
ただし、薬の効果や副作用には個人差があるため、使用前に薬剤師に相談するか、添付の説明書をよく読んで正しく使用することが重要です。また、湿布薬も効果的です。冷湿布と温湿布がありますが、痛みが強い急性期には冷湿布、慢性期には温湿布を使用するのが一般的です。
8.11 五十肩の予防方法は?
五十肩の予防には、肩甲骨周りのストレッチや筋力トレーニングが効果的です。肩甲骨を動かす体操や、チューブを使ったトレーニングなど、様々な方法があります。
また、正しい姿勢を維持することも重要です。猫背や巻き肩にならないように気を付け、デスクワークの際はこまめに休憩を取り、肩を回すなどの軽い運動を行うようにしましょう。冷えを防ぐことも大切です。
冷えは血行不良を招き、肩こりの原因となるため、冬場は特に注意が必要です。暖かい服装を心がけ、必要に応じてカイロや湯たんぽを使用するのも良いでしょう。
8.12 五十肩になったら、日常生活で気を付けることはありますか?
症状 | 日常生活での注意点 |
痛みがある時 | 重いものを持ち上げない、腕を高く上げない、急激な動作を避ける、患部を冷やす |
痛みが落ち着いてきた時 | 無理なく肩を動かす、ストレッチや軽い運動を行う、長時間の同じ姿勢を避ける、正しい姿勢を意識する |
五十肩の症状に合わせて、日常生活で気を付けることをまとめました。痛みの程度に合わせて、適切な対応を心がけてください。日常生活での注意点を守り、適切な治療とセルフケアを行うことで、五十肩の症状を改善し、早期回復を目指しましょう。
9. まとめ
五十肩は、肩関節周囲の炎症や組織の癒着によって引き起こされる痛みや運動制限を伴う疾患です。
自然治癒することもありますが、適切な治療とリハビリテーションを行うことで、より早く症状を改善し、後遺症を残さず日常生活に戻ることができます。
この記事では、ゆるまる治療院院長が推奨する五十肩の筋トレ方法を、初期・中期・後期に分けて解説しました。
初期段階では痛みを和らげるストレッチ、中期段階ではインナーマッスル強化、後期段階では日常生活動作を取り入れた筋トレが効果的です。
それぞれの段階に合わせた適切な運動を行うことで、肩関節の柔軟性や筋力を取り戻し、痛みの軽減、可動域の改善を目指します。重要なのは、痛みがある場合は無理をせず、正しいフォームで適切な頻度と強度で行うことです。
五十肩でお悩みの方は、自己判断で筋トレを行うのではなく、まずは医療機関を受診し、専門家の指導を受けることをおすすめします。
ゆるまる治療院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた適切な治療プランを提供しています。五十肩でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
ゆるまる治療院
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄2-4-10 セントラル広小路ビル8階
TEL 052-228-7996
HP https://yurumaru-chiryoin.com/
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